







実は、私の銀座コージーコーナー歴は、社会人歴よりも長いんです。大学時代、銀座コージーコーナー埼玉工場の製造現場でアルバイトをしていました。そのときお世話になった従業員の方々が本当に優しくて、職場の雰囲気もすごく良かった。だから、もともとの興味はもちろん、迷わず製造部門を志望し、入社を決めました。まさか、最初の配属先まで埼玉工場になるとは思ってもいなかったですけどね。入社1年目から約6年間は製造の第一線で経験を積み、現在は基礎研究グループに所属しています。私たち基礎研究グループの役割は、小麦粉や生クリームといった基本的な原材料に関する研究をすること。ほぼすべてと言ってもいいくらい、さまざまな製品に関係する重要な業務です。例えば、小麦粉ひとつとっても、産地やメーカーによって味や性質が全然違います。そんな洋菓子の要となる原材料を研究し、製品ごとに最適な原材料を選定していく。地道な作業が多いし責任は重いけれど、やりがいも大きいこの仕事に誇りを持っています。






現在、私が中心となって進めているのが、小麦粉の比較テストです。やはり、洋菓子の会社なので、小麦粉はメインの研究対象ですね。メーカー別の比較や、配合比率の違いによる比較など、毎日テストを繰り返します。多い日だと朝から7回ほどスポンジを試作し、検証。小麦粉だけでも本当にたくさんの種類があり、比較テストをすると、食感や風味などそれぞれの特徴が見えてくる。少しずつ知識の幅が広がり、どの洋菓子にどの小麦粉が合うか、理解できるようになる。そこが面白いですね。銀座コージーコーナーの研究設備は充実していますし、経験値の高い先輩や上司がたくさんいます。さらに今、会社から選抜されて、社会人を対象とした洋菓子の学校に通っているんです。洋菓子の知識や技術を、内からも外からも学んで成長できる、私にとって理想的な環境です。今後はこれまで学んだことを体系化し、日々の業務に積極的に取り入れていきたいと思っています。






いつか、自分でゼロから原材料を選んだ、オリジナルの洋菓子を作ってみたい。そのためには、知識も技術も、もっともっと習得していかなければなりません。その中でも日々大事にしているのが、お客様に笑顔を届ける仕事をしている、という意識です。私自身、研究に携わった商品が、家族や友人に「おいしい」と言ってもらえたときや、何度も試作を重ねて作り上げた商品が、実際に店頭に並び、SNSに良い感想がアップされていたりすると、すごく嬉しい気持ちになります。銀座コージーコーナーはたくさんの商品を作っている。けれど、お客様の目の前にいくのは、たったひとつの商品。だからこそ、ひとつひとつの洋菓子に想いを込めて、買ってくださったお客様に笑顔を届ける、その意識を忘れたくないですね。銀座コージーコーナーは、女性社員に対するサポートが充実しているし、育休・産休を取得して戻ってくる方も多いです。女性が安心して働ける職場なので、私も夢の実現に向け、全力で突き進んでいきたいですね。





