







400店舗あれば、400店舗分の接客がある。銀座コージーコーナーの店舗運営業務に携わるうちに、そう考えるようになりました。以前、私がビジネス街にあるレストラン併設の店舗で働いていたとき、お客様はお急ぎの方が多く、食後はすぐにデザートをお持ちしていました。しかしあるとき、都内の一等地にある店舗にヘルプで入る機会があり、いつもと同じタイミングでデザートをお出ししたところ、先輩社員に「ここはゆっくりお食事を楽しみたいお客様が多いから、もっとゆとりを持って」と指導を受けたんです。接客ひとつとっても、その店舗に合わせることが大切だと気づきました。現在勤務している店舗は、駅の改札口の真横に位置しているため、人通りが多く、皆さん瞬時に商品を決め購入されます。そのため接客に時間をかけすぎると後ろに列ができてしまい、お客様のご迷惑になってしまうため一定のスピード感を意識しています。もちろん接客の基本的なマニュアルはあります。ですが、自分の頭で考え実践し、スキルを磨いていくことを心がけています。






私が店長を任されている今の店舗は、数ヶ月前にオープンしたばかりです。当時、アルバイトの方を採用した時点でも、店舗は未完成。全員に別の店舗で基本的な研修を受けてもらい、オープン前に皆でこのお店なりのやり方に合わせていきました。駅に近いので、足早に通り過ぎる人たちにも振り向いてもらえるよう、日頃からセールストークを大事にしています。例えば、「今日はシュークリームがお買い得です」などセール中の商品や、季節の商品をおすすめします。そして、私が今一番力を入れているのが商品の陳列です。店頭に演出物や販促物を置くスペースが限られているため、ショーケース内に商品をどう配置するかが売れ行きを左右します。今の店舗は視線が集中しやすいショーケースの真ん中に、重点的に売りたい商品を配置しています。店長には売上の責任もあるので、日々いろいろなパターンの陳列を試し、改善に励んでいます。






銀座コージーコーナーでは、若手でも責任者として店舗運営を任されます。以前、私が採用したアルバイトさんが「銀座コージーコーナーのアルバイトが楽しいので、友人に薦めました!」と言ってくれたことがありました。店長として、従業員が楽しく働ける環境を作れているのだと実感でき、とても嬉しかったです。現場の責任者としてのプレッシャーはもちろんありますが、自分の裁量でいろいろ工夫しながらできるのは面白く、やりがいがあります。接客では、お誕生日の方には必ず「おめでとうございます!」とお声がけするようにしています。たった一言かもしれませんが、少しでも地域のお客様に愛されるお店作りにつなげたいからです。他にも、後輩社員の育成にも奮闘中です。私が後輩に一番求めるのは、自分で考えて動く力。失敗するのは全然構いません。誰からの指示がなくても自ら積極的に動けるかどうかを見るようにしています。これからも後輩とともに、私自身も常に自分なりの考えをもって行動し、成長していきたいですね。






