






店舗の枠を超え、業務のフィールドは、日本全国。私は今、販売地域の拡大を担う法人営業部門に所属し、北海道・関東・沖縄、3つのエリアを担当しています。現在は、銀座コージーコーナーの店舗がない地域のスーパーマーケット様などに商品を扱っていただいたり、法人様では社内販売を行わせていただくなど、さまざまな業務を行っています。営業としての私のこだわりは、商品について、まず自分が納得してからお取引先様にご提案すること。だから、商品に対する自分なりの気づきをまとめたり、周囲の意見を聞くのはもちろん、製造部門にいる同期に「この商品どう?」と詳しく取材するなど、その商品のリアルな魅力に迫ったご提案を実践しています。年齢が若く経験が浅い分、より本音でお取引先様に寄り添い、信頼関係を築いていくことが大切だと思うんです。私たち法人営業は、お客様と直接お会いできるわけではありません。ですが、お取引先を通じ、その先にいるお客様にとってリアルな魅力をお伝えできるよう、日々業務に励んでいます。






法人営業に配属されて間もない頃、北海道と沖縄での商品提案が上手くいきませんでした。そこで実践したのは、自らの足を使ってその地域の情報を収集すること。職場の先輩はもちろん、お取引先様、ときには出張先で偶然出会った地元の方々にも、とにかくたくさん話を聞いて回りました。すると、例えば北海道ではお取引先様に「8月に入ると一気に肌寒くなるから、ゼリー類は売れなくなるよ」と教えていただき、事前に品替えを準備。また沖縄では、卒業祝いや入学祝いのお返しとして、一度に50~60個という単位でお菓子を購入されるケースが多いと知り、発注数を増やして対応。実際に、どちらの地域でも結果を出すことができました。もちろん、会社には長年蓄積されたデータがあります。けれど、その地域の文化や特徴を深く理解してこそ、お取引先様にベストな提案ができる。そう実感しました。また、さまざまな人とコミュニケーションをとり、情報をキャッチアップする力は、自分自身の武器になりましたね。






私には、銀座コージーコーナーで実現したい夢があります。それは、アレルギー対応ケーキ「小麦と卵と乳を使わないデコレーション」をもっと世の中に広めていくことです。このケーキは、3大アレルゲンといわれる、小麦・卵・乳のアレルギーをお持ちの方も召し上がれるケーキ。実は、私自身、卵アレルギーがあり、子どもの頃はケーキを食べることができませんでした。就職活動をするまで、銀座コージーコーナーの名前を知らなかったくらいです。あの、初めてケーキを食べたときの感動は忘れられませんね。アレルギー対応ケーキは、おいしさだけでなく、「みんなと一緒にケーキが食べられる」という感動を味わえることに価値がある。私の経験上、一番苦労していたのは私の両親だと思うんです。そんな親の気持ちも、ケーキが食べられる喜びも、人一倍知っている。だからこそ、誰よりもこのケーキを営業できる自信があるし、いつか日本全国のお客様にお届けできるよう、チャレンジしていきたいと思っています。






